今やすっかり娯楽の主流になった、 VOD(ビデオ・オン・デマンド)いわゆる定額で動画が見放題のサービスですが、人気が高まっているだけあって、各社から様々なサービスが出てきました。そこで自分がAmazonプライムビデオ、dアニメ、Netflix、huluの各サービスを実際に使ってみた感想をお伝えしたいと思います。
Amazonプライム・ビデオ
Amazonが提供しているサービス、Amazon Primeに加入すると受けられるサービスです。
Amazon Primeは、音楽配信サービスのPrime Musicや、無料で本が読めるPrime Readingなどのサービスを利用でき、Primeセールに参加できるなど、様々な恩恵を受けることができます。プライム・ビデオはそれらの特典の内のひとつで、月額500円、年間4900円という安さでプライム・ビデオ以外のサービスも受けられる、大変コスパの高いサービスです。
Amazon製作のオリジナル作品、アマゾンオリジナル作品が楽しめる!
プライム・ビデオの目玉といえば、Amazonが独自に製作したオリジナル作品が見られるという点です。
国内向けの作品ですと、宇宙の仕事(ドラマ)、紺田照の合法レシピ(漫画原作のドラマ)、仮面ライダーアマゾンズ(特撮ドラマ)、無限の住人-IMMORTAL-(アニメ)などがおすすめ。
海外製作の作品だと、ザ・ボーイズ(ドラマ)、The Tick / ティック~運命のスーパーヒーロー~ (ドラマ)などがおすすめです。
ドラマやアニメだけでなく、独自のバラエティ番組も製作されているので、幅広いジャンルのオリジナル作品が楽しめます。
アマゾンオリジナル作品以外にも、Amazonが出資して、他の配信サービスでは配信されずに、プライムビデオのみの配信になっているケムリクサ(アニメ)のような作品もあります。けものフレンズで一躍有名になったたつき監督の作品で、相変わらずの低予算ながらも、しっかりと練りこまれたストーリーと演出で、けものフレンズが当たったのがまぐれではないことを見せつけられました。追記:dアニメストアでも配信が開始されました。
不満に感じたところ
作品数の少なさ以外で不満に思ったのが、字幕と吹替を視聴中に切り替えられない点です。
Netflixだと視聴中に設定から切り替えることができますが、プライム・ビデオの場合は、吹き替え版と字幕版とで別々の作品扱いになっているので、字幕版を見ている途中から吹き替えに変えることはできません。作品を検索したときに、字幕版か吹き替え版か、いちいち確認する必要があるので不便です。
総評
作品のラインナップは、特にジャンルに偏りはありませんが、他サービスと比べて作品数が少ないです。作品数が少ないと言っても、全てを見つくすことは不可能なくらいの作品数がありますし、Amazon Prime加入のおまけとして考えると十分な量だと思います。
同時試聴数は3回までとなっており、3人がそれぞれ別のデバイスで別の作品を見ることができるので、家族と共用して使うことができるのがありがたいです。
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dアニメ
ドコモが提供している、ジャンルをアニメに絞ったアニメ特化のサービスです。アニメ作品に限っては他のサービスよりも作品数が圧倒的に多く、料金も月額400円とプライム・ビデオ以上に安いサービスです。
アニメに特化した唯一無二のサービス
配信作品はアニメとアニメ関連の番組のみという割り切ったサービスです。アニメ特化なだけあって、配信されている作品は、現在放送中の作品や、名作からマニアックな作品まで、幅広いアニメ作品を見ることができます。
不満に感じたところ
不満に感じたところといえば、まず目に入るのが、視聴中の作品の右下にdアニメのロゴが入っていることです。地デジの放送局のマークのように、気にしなければ気にならない程度ですが、どうせ見るなら無い方がありがたかったです。
もう一つは、同時試聴ができない点です。家族と共用して、別々の作品を同じ時間に使うことはできません。
最後に一番の不満なのが、PC以外のデバイスで使うときに、少し経つと再ログインを強要され、パスワードとメールアドレスを入れさせられることです。単純に面倒ですし、Fire TVで使っている場合は、リモコンで入力しなければならないので、かなり萎えます。
総評
アニメしか見ないなら間違いなく1番のおすすめです。ラインナップも放送中の作品に、人気作品や、隠れた名作まで、幅広いラインナップで月額400円と、アニメ好きならおすすめのサービスです。
Netflix
今1番人気で、最も勢いのある動画配信サービスです。月額製で、画質や同時試聴数が異なる3つのプランが用意されていて、ベーシックプランが800円、スタンダードプランが1200円、プレムミアムプランが1800円です。
各サービスの中で、最も豊富なオリジナルコンテンツ
人気の理由は、やはりオリジナル作品の豊富さです。Netflixはコンテンツの製作費に、年間1兆円以上の製作費を費やしており、ほぼすべての国でサービスを展開しているので、様々な国のコンテンツを楽しむことができます。
日本でも「全裸監督」などのドラマや、「デビルマン」や「 Levius -レビウス- 」など、オリジナルのアニメ作品が多数制作されており、日本の有名クリエイターと契約を結ぶなどオリジナルコンテンツの制作に貪欲です。今後もNetflixでしか見れない作品が増えていくことでしょう。
Amazonが出資し、プライム・ビデオで独占配信を行っているケムリクサのように、TVで放送中の作品でも、「revisions リヴィジョンズ」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「ケンガンアシュラ」「空挺ドラゴンズ」など、Netflixが出資し独占配信を行う作品もあります。Netflixが出資した作品の場合は、TV放送よりも早く一気に全話配信されます。
地上波テレビのように表現に規制がないので、テレビでは絶対に放送できないような作品も見ることができます。VODサービスの最大の強みですね。
選べる3つのプラン
Netflixには3つのプランがあり、 自分に合わせたプランを選ぶことができます。
ベーシックプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン | |
料金 | 800円 | 1200円 | 1800円 |
画質 | SD | HD | 4K |
同時試聴数 | 1 | 2 | 4 |
今時SD画質で見るのはキツイものがありますし、4Kは対応したモニター持っていないと意味がないので、個人的におすすめなのはスタンダードプランです。
豊富な支払い方法
Netflixはクレジットカードを持っていない人でも利用することができます。
コンビニや家電量販店で、Netflixのプリペイドカードを買えば支払うことができますし、ソフトバンクと契約している方は、携帯料金と一緒に支払いをすることができます。
総評
幅広いジャンルの作品が見れるのはもちろんのこと、Netflixオリジナルの作品が見れるのが魅力的です。今後もオリジナル作品が次々と配信されていくので、オリジナル作品だけ目当てで入っても飽きることはないでしょう。
hulu
かつてはNetflixと肩を並べたサービスでした。本来はアメリカの会社が運営するサービスでしたが、日本事業が日テレに売却されてから改悪が行われるなど、使い勝手が悪くなっていきました。
料金は月額933円です。
ラインナップ
特に海外ドラマが強いと言われています。海外ドラマや映画にアニメの他に、日テレが運営しているだけあり、日テレのバラエティ番組やドラマなどが配信されています。
不満に感じたところ
huluは、自分には欠点しか感じませんでした。配信作品がコピーされるのを防ぐのを名目に、HDCPという規格に対応したディスプレイとケーブル以外では見ることができなくなっています。
同時視聴数は1つだけで家族と共用することはできません、月額933円でこれはないです。huluに入るくらいならNetflixに入った方がいいですね。
個人的におすすめなのは、プライムビデオ、dアニメ、Netflix
プライムビデオ、dアニメ、Netflixの3つが個人的におすすめです。ただ、3つと契約しても見られる時間は限られているので、利用するサービスの数は絞った方がいいです。
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