【超高解像度】Etymotic Research ER-4S レビュー【モニターイヤホン】

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 今回ご紹介するのは、Etymotic Research(エティモックリサーチ)のモニターイヤホンER-4Sです。

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ER-4Sについて

 ER-4Sは発売から20年以上モデルチェンジをされることなく販売され続けたイヤホンですが、その間、最も解像度の高いイヤホンとして君臨し続けてきました。そんなER-4Sも、数年前に後継機のER4SRER4XRが発売され、その伝説に幕を下ろしました。

↓サウンドハウスではまだ販売されています↓

ETYMOTIC RESEARCH ( エティモティックリサーチ ) / ER4S カナル型イヤホン

ETYMOTIC RESEARCH ( エティモティックリサーチ ) / ER4S カナル型イヤホン

付属品

 頑丈なケースに本体と付属品等が入っていて、キャリングポーチと変換プラグ、イヤーピース、耳垢フィルターの交換用ツールとフィルター、それとプロが使う業務用らしく個体ごとに測定した周波特性の書かれた紙が入っています。

きわめて人を選ぶ装着感

 本機は一般ユーザーが音楽を楽しむイヤホンと違い、プロの音楽関係者が使用するモニターイヤホンとして作られたため、素人が使うにはかなり癖のあるイヤホンです。

 このイヤホンの代名詞でもある、トリプルラウンジ(通称:3段キノコ)のイヤーピースは、慣れていないと、耳が痛くなるどころか耳から血が出ます。一応、3段キノコとは別に、コンプライのようなイヤーピースが付属しますが、ER-4Sの実力を完全に引き出すなら、3段キノコの使用をすすめます。

耳垢が詰まったらフィルターの交換を!

 3段キノコを使って耳の奥まで入れると、おのずと耳垢がフィルターに溜まっていき、フィルターを塞いで音質を低下させてしまうのですが、ER-4Sには交換用のフィルターと交換用ツールが付属されているので、自分で交換することができます。

 この交換用ツールとフィルターは別売りもされていて、ER4シリーズとリスニング用のイヤホンであるhfシリーズで使用することができます。

↓サウンドハウスからの購入はこちら↓

ETYMOTIC RESEARCH ( エティモティックリサーチ ) / ER38-46 フィルターチェンジングツール

ETYMOTIC RESEARCH ( エティモティックリサーチ ) / ER38-46 フィルターチェンジングツール

アンプ必須のプロ仕様

 このイヤホンはプロの現場での使用を想定していて、インピーダンスが100Ωとイヤホンとしてはかなり高いです。アンプの使用前提のイヤホンなので、外で使う場合にはポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)が必要になります。でなければ十分な音量が取れなくて、スカスカな音になってしまいます。

 それと業務用機器のためリケーブルできる仕様になっていますが、エティモックリサーチからER4シリーズの交換用ケーブルが販売されることはありませんでした。ER-4Sのケーブルを交換するには、社外製のケーブルを購入するしかありませんでしたが、後継機のER4SRとER4XRは、エティモックリサーチから純正の交換用ケーブルが販売されています。

超高解像度なサウンド

 このイヤホンはモニター用で非常にフラットなバランスの音なので、人によっては面白みのないサウンドだと感じるかもしれません。装着感も相まってリスニング用としては人を選ぶイヤホンです。

 それでもER-4Sが長らく多くに人に愛されてきた大きな理由は、他の追随を許さない高解像度にあります。録音の粗を暴くほどの解像度で、音源によっては聞き苦しくなるかもしれませんが…

 低音に関して、このイヤホンを低音が弱いという人もいます。確かに震えるほど低音が出るわけではありませんが、低音の解像度は高く、ER-4Sの低音は質の高い低音だと思います。自分は低音量を気にしないタイプの人間なのでこれくらいでも十分です。

他のER4シリーズとの比較

 ER-4Sと似たようなスペックの製品で、ER-4PTER-4Bというモデルがあります。

 ER-4PTはポータブル用に設計されたモデルで、ER-4Sのインピーダンスが100Ωなのに対して、ER-4PTのインピーダンスは27Ωと低いです。このおかげでアンプがなくても、スマホやポータブルプレーヤーで鳴らすことができます。

 ER-4Bはバイノーラル録音用に設計されたイヤホンで、みんなの好きなASMR音声や耳かき音声を収録するのに使用するためのイヤホンです。本来は音楽用のイヤホンではないようですが、価格.comで音楽用に使用している人がレビューをしていました。

↓サウンドハウスならまだER-4PTを買うことができます↓

ETYMOTIC RESEARCH ( エティモティックリサーチ ) / ER4PT カナル型イヤホン

ETYMOTIC RESEARCH ( エティモティックリサーチ ) / ER4PT カナル型イヤホン

後継機のER4SRとER4XR

 20年以上にわたり最強の解像度を誇ったイヤホンER-4Sも生産終了になり、今では後継機のER4SRER4XRが販売されています。

  ER4SRはER-4Sの正統な後継機で、RE-4Sのようにモニター用として作られたイヤホンです。ER-4S譲りの超高解像度を求める人はER4SRを選ぶといいと思います。

  ER4XRはER-4シリーズに多く寄せられた、低音が弱い、迫力がない、という不満を克服した低音強化モデルで、こちらはリスニング用として販売されています。

 両機種とも純正の交換用ケーブルが売られているので断線しても安心ですし、社外製のケーブルに交換し、音質の変化を楽しむのもいいと思います。

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ETYMOTIC RESEARCH ( エティモティックリサーチ ) / ER4SR カナル型イヤホン

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ETYMOTIC RESEARCH ( エティモティックリサーチ ) / ER4XR 低音強化 カナル型イヤホン

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ETYMOTIC RESEARCH ( エティモティックリサーチ ) / ER4-06 交換用ケーブル

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