今回は、少し変わったバンド漫画、 SHIORI EXPERIENCE(シオリエクスペリエンス) ジミなわたしとヘンなおじさん をご紹介します。
ストーリー
バンドの夢をあきらめ教師として働く主人公、本田紫織(ほんだしおり)26歳の元に、伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの幽霊が現れた。そして、27歳が終わるまでに伝説を作らなければ死ぬと告げられ、学校内でくすぶっていた個性的な生徒たちと共にバンドを組み、全日本バンドコンテスト「ブレッジ・トゥ・レジェンド(BTL)」に挑みます。
夢をあきらめたはずだった主人公
紫織はかつて、友人たちと共にバンドを組んでいましたが、紫織にライブやバンドの魅力を教えてくれた兄、丈二(じょうじ)が2千万の借金を残した上に失踪し、父はバンドに大反対、紫織はバンドをあきらめて生きてきました。しかし、ジミヘンとの出会いで紫織の情熱が再び動き出します。
生徒たちの葛藤
バンドを組む生徒たちも悩みを抱えています。本心を隠しながら生きていたり、自分の存在価値は何なのか悩んだりする彼らも、バンドを通じて紫織と共に挫折し成長していきます。
漫画での音楽の表現
漫画という媒体は、絵とセリフと擬音しか使うことができません。その制約の中で音楽を表現することに漫画家は苦労することだろうと思います。
本作では、音の迫力や音楽を聴いた登場人物の心情を、漫画でできる表現をフルパワーで使い表現していて、音楽で人の心がこんなにも動かせるんだぞ!音楽ってこんなにスゲーんだぞ!ってことを読者に教えてくれます。
とにかく熱くなれる青春マンガが読みたい人におすすめ
ジミヘンの幽霊が出てくるという少し変わった世界観ですが、この作品は青春バンド漫画としておすすめできる作品です。熱い気持ちになりたいという人は、ぜひ読んでみてください。
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