乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… レビュー

漫画レビュー
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 今回はアニメ化が決定した、なろう原作のコミカライズ作品、乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… を紹介したいと思います。

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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

 原作:山口悟、漫画:ひだかなみ

 この漫画は小説家になろうに投稿された小説のコミカライズ作品で、漫画を担当しているひだかなみ先生は、小説版のイラストも担当しており、漫画を商業誌で描くのはこれが初だそうです。

ストーリー

 わがままな貴族の令嬢であり、主人公のカタリナ・クラエスが、頭を打ったショックで前世の記憶を思い出すところから物語は始まります。

 前世のカタリナは、乙女ゲームが好きな普通の女子高生で、この世界が前世でプレイしていた乙女ゲームに酷似していることに気がつきます。その乙女ゲームには、カタリナに該当する悪役令嬢が出てきて、主人公に嫌がらせをしまくり、どのルートのエンディングでも、死ぬか国外追放になるという結末だったことを思い出し、カタリナはこの破滅エンドを回避すべく、必死に立ち回ります。

作品の見どころ&主人公カタリナの魅力

 この作品の肝は、何といっても主人公カタリナが魅力的な人物だという点です。

 本来はわがままな悪役令嬢であるカタリナが、前世の普通の女子高生の記憶を取り戻したことで、身分など関係なく出会った人たちと接していきます。

  読者にも、これは絶対惚れるだろと思わせる行動をとっていき、本来は不仲になるはずの登場人物たちが、女性も含めてカタリナに魅了されていきます。しかしカタリナは周りの異性としての好意に気づかず、破滅エンドを回避する方法を必死に模索し続けます。

続きを早く読みたい人は小説版もおすすめ

 なろう版はすでに完結してしまっているのですが、書籍版の小説では、なろう版の続きの話も書かれているので、なろう版とコミカライズ版を全部読み終えてしまった方は、ぜひ書籍版も読んでみてください。

スピンオフ作品、絶体絶命!破滅寸前編

 スピンオフ作品として、乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…絶体絶命!破滅寸前編の連載が開始されました。

 本来は子供時代に記憶を取り戻しますが、絶体絶命!破滅寸前編では、ゲームの主人公マリアに悪役令嬢カタリナとして絡み、いびるところで頭を打ち記憶を取り戻します。破滅エンド回避できるギリッギリのタイミングですね。

 絶体絶命!破滅寸前編の漫画を担当しているのは、 ひだか先生ではなく、nishiという方です。この作品も本編とは一味違った面白い漫画になりそうです。

最後に

 アニメ化も決定した本作、女性に向けて作られた作品なのでしょうが、男の自分が読んでも面白く、作中の登場人物たちと同様カタリナの魅力に魅入られてしまいました。男女ともにお勧めの作品です。

 以上でレビューを終わります。読んだことのない方にも作品の魅力が伝われば幸いです。

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